弟、トッキーの保育園までいっしょにお散歩するのがしなもんの日課です。
この夏、トッキーが3才の誕生日を迎えるまでは、初めての子育てに必死だったから、しなもんのことを放ったらかしでした。
最初の1年ぐらいは、それこそ余裕がなさすぎて、庭があるのをいいことにほとんどお散歩にすら連れてってあげられませんでした。
そのせいで、急激に足腰が弱ってしまったしなもん。ほんとに申し訳ないことをしたと自責の思いにかられている飼い主だけど、あの頃の私は必死すぎて、とてもじゃないけどしなもんのこと、かまってあげられなかったのです。
だから今、あの頃のぶんも含めて、いっぱいお散歩に連れてってあげています。
保育園までの道のりは、狭い路地を抜けていくとっておきのコース。
三輪車を乗りこなせるようになったトッキーは、グングン進みます。いっぽう、しなもんは、のろのろカタツムリみたいです。ふりかえる私とアイコンタクトをとりながら、ゆっくりゆっくり歩きます。
どんなにゆっくりになってもいいから、ずっとずっといっしょに歩きたいね。
弟が自転車に乗りかえても、行く先が小学校になっても、いつまでも朝のお散歩を続けようね。